また、大きく甘い梨に育てるために、
1本の木に対して花芽の数をある程度まで制限し、充分に栄養が行きわたるよう育てていきます。
剪定の様子↓
剪定が終わった枝は、粉砕機にかけて
たい肥とまぜて2年ほど熟成させ、
畑の肥料にして使っています。
土作りも手間を掛け大切にしている作業のひとつです。
剪定後は枝を棚に紐で丁寧に固定していきます。
この作業が『誘引』です。『誘引』は梨の剪定後に枝同士が重ならないように、鉄線でできた棚に、紐で枝を固定する作業のことです。
梨の枝を曲げたい方向に、枝を捻りながら曲げる作業、『捻枝』も行います。
この作業をすることで、枝の日当たり、風通しをよくし、大きくて甘い梨を作りやすくします。
またきちんと誘引することで、管理や収穫も楽になりますし、強風などによる落下も防ぐことができます
病気や害虫予防のために、当園では古い紐はすべて外して、新しい紐で結び直しの作業も行っています。
この日はお母さんが、ある程度の枝の方向性を決めて紐止めをして、
パートさんが後でしっかりと固定するという風に分業しています。
『剪定』、『捻枝』の作業は樹や枝を見る目が必要で、相当な経験と技術を必要とします。
スムーズに作業出来るまで個人差はありますが、
5年~10年かかるとも言われます
難しい剪定作業ですが、来年、再来年の梨を決めるのにとても重要な作業です
当園の畑には全部で1000本ほどの梨の木があります
このように1本1本、丁寧に作業を行うと
木の大きさにもよりますが1日に5本~10本ほどしか作業を完了させることができません
こちらが剪定、誘引が終わった後の木の様子です↓
すっきりしていますね
また冬場の大事な作業に『改植』があります。
老朽化した木や病気になってしまった木の植え替えのことです。
今年は20本ほど改植しました。
新しい細い苗木が何本か見えるでしょうか
近年は、梨の樹に白紋羽(モンパ)病という病気が多く出ており、当園も被害を受けました
白紋羽病は土の中にいる病原菌がナシの樹の根に感染し、樹を枯らせてしまう病気です。
白紋羽病が一度発生した場所には、新しい苗木を植えても再発してしまう可能性も高く、多くの生産者を悩ませている病気です。
対策に温水を用いて土の中の病原菌を死滅させる方法を試している仲間もいます。
大量の水と電源が必要で、根を枯らさず、
病原菌を死滅させるためのちょうどいい
温度管理も重要でとても大変な作業です。
病気や新しい品種についても常に情報交換を
大切にしながら生産・管理をするよう日頃から心がけています。
その中で、新しい技術や品種も試していけたらと思っています。
このように冬場の作業もたくさんあるので、
お天気が悪くて作業できない限りは、
毎日休み間もなく作業しています。
今日はよく晴れて、気温も平年より少し高めで作業しやすかったですが
これからの季節、外は体の芯まで冷える気温となります。
でも、この寒暖差があるから美味しい梨ができるんですね
大きくて甘い梨が実る様、日々努力の毎日です!
※最近、新しく仲間入りしたフォークリフト↓
機械も壊れたりメンテナンスに費用が掛かり大変ですが、大事に使っていきたいと思います
今年も春の霜、夏の低温被害等、
無事に収穫できるまで心配の連続でしたが
おかげさまでたくさんの梨を収穫・販売することができました。
また、本年はショッピングサイトもオープンや
直売所へのキャッシュレス決済の導入など
新しい事にもチャレンジさせて頂きました。
初年度で慣れないことも多々ありましたが、
来期に向け、より良いサービスを提供できるよう努めていきます。
また美味しい梨を皆様にお届けできますように
日々頑張りますので、宜しくお願い致します。
本年も格別のご愛顧いただきました皆様に感謝申し上げます。
それでは、皆様どうぞ良いお年をお迎えください
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